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口唇ヘルペス

  • 口唇ヘルペス

口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスというウイルスの主にⅠ型というタイプに感染することで起こる疾患です。唇に水泡ができてしまう病気でウイルスでは珍しく治療薬がある病気です。

放置しておくとこんなことになる可能性があります

口唇ヘルペス

口唇ヘルペスウイルスはストレスが加わったり、免疫の異常が起こったときに唇周囲に水泡を作ることが特徴です。ヘルペスウイルスは顔の感覚を担っている三叉神経という神経に感染し、症状が無いときは三叉神経の根本にある細胞体という部分で潜伏しています。しかし、体調の変化や疲れなどによってウイルスが活性化され三叉神経にそってウイルスの症状が現れてきます。

ヘルペスを放置し続けてしまうとこの三叉神経の周囲にどんどん水泡ができてしまい傷跡が唇の周りに残ってしまいます。人によっては傷跡が残りやすい体質の人もいるので、そのような人はそもそもヘルペスウイルスが活発化する以前に治療を始めることが重要なのです。また、ヘルペスを放置することによってヘルペスウイルス以外の細菌などに感染する可能性もあります。ヘルペスウイルスの感染部位の弱っている皮膚に、細菌などが二次的に感染するのです。こうなってしまうと炎症がさらにひどくなるので皮膚科の医師治療が必要になります。

水虫の症状

水虫というとすぐに思いつくのは足の水虫でしょう。
足の水虫は5人に1人といわれるほど多くの方に見られる皮膚疾患です。新宿の当院皮膚科を受診される患者さんでも、足の水虫を患っている患者さんは少なくないです。特に新宿駅周辺や西新宿にお勤めの方によく見られ、革靴やブーツなどで蒸れやすい環境の方が多い傾向にあります。
症状はジクジクした=水虫のように感じますが、さまざまな症状があります。まずは足の指と指の間の皮膚が湿ったような皮膚になり、皮膚もだんだんと白くふやけたようになったり、出血ではないけれども赤色に変化したりもします。

またかなり強いかゆみも伴うという趾間型(しかんがた)もあります。
小水疱(すいほう)型は足の指と指の間よりも、指の付け根周囲や足の裏に現れる小さくて赤い複数にわたる水ぶくれが症状として現れます。
水泡の大きさが容易に確認できないほど小さければ、細かい薄皮がむけたように見えるケースもありこちらもかゆみを伴います。
皮膚が単に乾燥したように見える角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)もあります。
主に足の裏やかかとに見られる症状で、かゆみはなく皮膚が厚くも硬くもなり、粉をふいたように皮膚がむけ落ちていきます。
多くの方が持つ水虫のイメージと異なるため、発見や治療が遅れる原因となる症状です。
足の指や足の裏だけに水虫の症状が出るとは限りません。
爪に水虫の菌が侵入してしまうと、爪色が濁り爪の質も厚く弾力性のない硬さになっていきます。
そのほか体中に生じる赤いラインで地図をかいたような形が広がる体部白癬(たいぶはくせん)も症状としてあげられます。
その他、股部白癬(こぶはくせん)は足の付け根内側に赤い盛り上がりとかゆみを症状とします。
頭皮の水虫では頭部白癬(とうぶはくせん)と呼ばれ、毛穴が赤く腫れ上がったようになる外観や脱毛などの症状が現れます。

水虫の症状に似た皮膚疾患

水虫の原因菌は白癬菌で、増殖を繰り返すことで症状が悪化していきます。
皮膚の赤みや水ぶくれ、皮膚の落屑、かゆみなどは水虫の症状の特徴ではありますが、同じような症状を現す疾患は他にあります。
見るからに白いカビのような外観となるカンジダ症では、かゆみもあり皮膚のふやけ方もよく似ています。
汗疱性湿疹という疾患では、かゆみはそれほど強くなくても手足にブツブツした水泡が現れます。
ほかには化学素材のもの接触することで赤み、かゆみ、ただれなどが生じる接触性皮膚炎などもあげられます。
水虫は簡単に自己判断できそうに思えますが、皮膚科において患部の角質を採取し顕微鏡で菌の存在を確かめなければ特定できない疾患です。
放置することで周囲への感染も十二分に可能性があります。
足に限らず皮膚や爪の異変を自覚した場合には、新宿駅西口にある当院皮膚科にお気軽にご相談ください。

市販薬などの自己診断はこんな危険性があります

ヘルペスを治療する薬は基本的に医師の処方箋を元に処方されることが一般的です。医師は副作用や症状などに合わせて薬を選び、適切な治療を行うことができます。早めに抗ウイルス薬で治療を開始することにより、ウイルスの増殖を抑えることができて、治りが早かったり、結果的に傷跡が残りにくくなったりします。

口唇ヘルペスに間違えやすい皮膚病

口唇ヘルペス以外にも、唇の表面にぶつぶつが出たり、かゆみや痛みが生じたりすることもあり、新宿にある皮膚科の当院にも、口唇ヘルペスだと思って来院され、実際はヘルペスでないこともあります。

間違えやすい皮膚病としては、口唇炎、ニキビなどが挙げられます。

口唇炎は、皮膚表面がなんらかの原因で炎症を起こして、湿疹の状態になります。皮膚の状態に合わせて、保湿剤やステロイドの塗り薬などを使用します。

ニキビは、毛穴の中に細菌が入って、炎症を起こします。皮膚の状態に合わせて、抗生物質の塗り薬や、飲み薬を使用します。

見分けがつきにくいことも

口唇ヘルペスとそれ以外の皮膚病で、口唇ヘルペスの初期の場合、見分けがつかないことも少なくありません。
口唇ヘルペスにステロイドを塗ると悪化することが多いので、はっきりしないときは、口唇ヘルペスの治療に準じて治療開始することもあります。

口唇ヘルペスにステロイドを塗って、悪化したら

万が一、口唇ヘルペスと思わずに、ステロイドを塗ってしまって、悪化したら、すぐに、ステロイドを塗るのを止めて、皮膚科の医師に相談してください。早めに抗ウイルス薬を飲むことにより、ウイルスの増殖を抑えることができます。