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水虫の症状

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水虫の症状

水虫

水虫というとすぐに思いつくのは足の水虫でしょう。
足の水虫は5人に1人といわれるほど多くの方に見られる皮膚疾患です。新宿の当院皮膚科を受診される患者さんでも、足の水虫を患っている患者さんは少なくないです。特に新宿駅周辺や西新宿にお勤めの方によく見られ、革靴やブーツなどで蒸れやすい環境の方が多い傾向にあります。
症状はジクジクした=水虫のように感じますが、さまざまな症状があります。まずは足の指と指の間の皮膚が湿ったような皮膚になり、皮膚もだんだんと白くふやけたようになったり、出血ではないけれども赤色に変化したりもします。

またかなり強いかゆみも伴うという趾間型(しかんがた)もあります。
小水疱(すいほう)型は足の指と指の間よりも、指の付け根周囲や足の裏に現れる小さくて赤い複数にわたる水ぶくれが症状として現れます。
水泡の大きさが容易に確認できないほど小さければ、細かい薄皮がむけたように見えるケースもありこちらもかゆみを伴います。
皮膚が単に乾燥したように見える角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)もあります。
主に足の裏やかかとに見られる症状で、かゆみはなく皮膚が厚くも硬くもなり、粉をふいたように皮膚がむけ落ちていきます。
多くの方が持つ水虫のイメージと異なるため、発見や治療が遅れる原因となる症状です。
足の指や足の裏だけに水虫の症状が出るとは限りません。
爪に水虫の菌が侵入してしまうと、爪色が濁り爪の質も厚く弾力性のない硬さになっていきます。
そのほか体中に生じる赤いラインで地図をかいたような形が広がる体部白癬(たいぶはくせん)も症状としてあげられます。
その他、股部白癬(こぶはくせん)は足の付け根内側に赤い盛り上がりとかゆみを症状とします。
頭皮の水虫では頭部白癬(とうぶはくせん)と呼ばれ、毛穴が赤く腫れ上がったようになる外観や脱毛などの症状が現れます。

水虫の症状に似た皮膚疾患

水虫の原因菌は白癬菌で、増殖を繰り返すことで症状が悪化していきます。
皮膚の赤みや水ぶくれ、皮膚の落屑、かゆみなどは水虫の症状の特徴ではありますが、同じような症状を現す疾患は他にあります。
見るからに白いカビのような外観となるカンジダ症では、かゆみもあり皮膚のふやけ方もよく似ています。
汗疱性湿疹という疾患では、かゆみはそれほど強くなくても手足にブツブツした水泡が現れます。
ほかには化学素材のもの接触することで赤み、かゆみ、ただれなどが生じる接触性皮膚炎などもあげられます。
水虫は簡単に自己判断できそうに思えますが、皮膚科において患部の角質を採取し顕微鏡で菌の存在を確かめなければ特定できない疾患です。
放置することで周囲への感染も十二分に可能性があります。
足に限らず皮膚や爪の異変を自覚した場合には、新宿駅西口にある当院皮膚科にお気軽にご相談ください。