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ニキビ

  • ニキビ

ニキビは毛穴に住み着く細菌が皮脂を餌にして増えてしまうことで起こる疾患です。皮脂の分泌が過剰になることで毛穴が目詰まりしてしまうことがニキビの原因で、詰まった毛穴の中で細菌が繁殖し皮膚の炎症が起こります。

放置しておくとこんなことになる可能性があります

ニキビ

ニキビを放置していると様々なトラブルが起こる可能性があります。ニキビなどの肌の炎症が長期間続いてしまうと肌の内部のコラーゲンが壊れてしまい、ニキビ後が残ってしまうことがあり、一般的にはアバタと呼ばれています。ニキビの跡が残ってしまうと通常のニキビを治すよりも難しく、肌の状態を元のように戻せなくなることもあるのでニキビが軽症の段階で治すことが大切です。また、炎症が起こった跡にはメラニン色素という黒い色素が沈着してしまい、肌にシミのようなニキビ跡が残ってしまいます。

ニキビができたときに早めに対処をすることが重要です。治療を行わず自然治癒を待つことを検討しても問題がないのかどうか皮膚科の医師に相談することが大切で、自己診断の後にニキビを放置してしまうと思わぬトラブルを引き起こすこともあるのです。

ニキビの症状と進行段階

ニキビを1日で治そうと思っても難しいのが現状です。ニキビは毛穴の奥で異常が生じてから痛みや違和感が消えるまでは、数日~1週間以上もかかる場合があります。そういったニキビの症状は進行状況によって異なります。

微小面皰

皮脂や汚れが蓄積し、やがて角栓という固形となるため、排出させる毛穴が詰まり始めます。
痛みや痒みは感じませんが、ニキビとしての最も初期段階です。

白ニキビ

皮脂が詰まり表面がわずかでも盛り上がってきます。肉眼でも確認でき、皮膚の表面が薄くなったように、やや白っぽく見える症状になります。
この時点で、毛穴の奥ではすでにアクネ菌が活発になり始めている初期のニキビです。

黒ニキビ

毛穴の中が皮脂で満たされて膨れ上がってしまうと皮膚の表面が開きます。ニキビは空気中の酸素と反応を起こしてしまうことで黒いニキビとして症状を現します。
場合によっては、大きさが極端に小さくなるとニキビかシミか判別が難しいケースもあります。この症状はニキビの中期にあたります。

赤ニキビ

毛穴の奥ではアクネ菌の最盛期です。皮脂をエサに増殖を繰り返すとそれに対抗するための白血球が活発に働きます。こうしたアクネ菌VS防御作用の闘いが炎症です。
毛穴だけではなくその周囲も腫れ、ニキビ部の皮膚表面が赤くなり、痛みや違和感などの症状が現れます。
新宿や新宿周辺から当院皮膚科へお越しになる患者様の多くは、こういった炎症症状が持続する、炎症部位にさらに違う炎症が重なっているという状況を抱えています。炎症は長引く前に治療することがニキビ跡を作らないためにも重要です。

黄ニキビ

炎症が起きたあとには、菌や白血球の残骸が出てしまい、毛穴の奥に溜まります。これがいわゆる「膿(うみ)」と呼ばれるもので、目に見えるものでは、黄色のニキビとして症状を現します。

・紫ニキビ(結節性ニキビ)

アクネ菌が増殖すると白血球の量も増え炎症が強くなり範囲も広がっていきます。皮膚本来の組織が破壊されるため、膿や血液の残骸が毛穴の奥に残ってしまいます。見た目も紫がかったような特有の色であり、触感もコリコリした異物感のある症状を来たすニキビの終期ですが、跡を残す原因にもなります。

ニキビの症状を改善

皮膚科においてニキビの症状を改善するには、内服や外用薬によって、ニキビの炎症を抑えることやニキビのできにくい肌を作り上げていくことになります。早期であればあるほどご本人の苦痛も少なく、治療期間も短くて済みます。
ニキビの症状に悩む方は、できるだけ症状が軽いうちに皮膚科受診をお勧めいたします。
当院では、患者様の生活スタイルや環境を把握しながらニキビの原因を追究し、保険診療にて適切な治療をご提案させていただきます。
新宿や近郊にお住まい、またはお勤めの方にとっては、交通に便利な当院皮膚科に気軽にご相談ください。

市販薬などの自己診断はこんな危険性があります

市販薬のなかにはニキビの根本的な治療ができないものも販売されています。また、お肌の状態に合わない場合には薬疹と言って薬が原因となってお肌に炎症が起こってしまいます。また、自分では把握しきれない副作用を引き起こす薬もあるので自己診断して薬を選ぶことは時に大きなトラブルを引き起越すことがあるので注意が必要です。自分の症状を医師と相談しながらニキビの原因に対して適切な薬を選択することが重要なのです。

ニキビ跡になってしまった顎ニキビ

睡眠不足と食生活の乱れで、顎のニキビがなかなか治らず、いじっては潰しの繰り返しの20代女性の方でした。「自然に治るだろう」と、半年間くらい放置していて、悪化と改善を繰り返すだけで、新宿にある当院皮膚科を受診されました。

炎症の強い赤ニキビの状態で、抗生物質の飲み薬や塗り薬を使用して、炎症を抑えて治療開始しましたが、結局はニキビ跡になってしまいました。

大きなニキビ跡になると、保険診療の皮膚科では有効な治療法が限られてしまうため、治療するには、自由診療の美容皮膚科での、ケミカルピーリングやレーザー治療になります。新宿駅周辺や西新宿には、ニキビ専門の美容皮膚科もあることから、それだけニーズがあるということなのかもしれません。

もっと早い段階で治療を開始していれば、ニキビ跡にはならなかったのかもしれません。ニキビは、すべてが跡になるわけではありませんが、皮膚科で早めの治療をおすすめします。

新しくなったニキビの保険診療

以前は、保険診療では、抗生物質の塗り薬や飲み薬、ビタミン剤の飲み薬などごく限られており、ニキビ治療には、限界がありました。近年、新しいニキビの薬が保険適応になり、ピーリング作用のある薬などが複数発売されました。

抗生物質の塗り薬は、主に、炎症のある赤ニキビに効果的なのに対して、新しいニキビの薬は、閉鎖面ぽう、いわゆる白ニキビなどの炎症のないニキビにも効果的です。白ニキビを減らすことにより、赤ニキビになるのを予防するという考え方もあります。なお、ピーリングの効果のある薬剤には、肌の乾燥やひりひりなどの副反応が起こることもありますので、塗り方を工夫したり、保湿剤を塗ったりして、副反応をやわらげるようにすることも少なくありません。場合によっては、ピーリングの効果のある塗り薬の種類を変更、もしくは使用を中止するケースもあります。皮膚科医師と相談しながら治療を継続するべきでしょう。

当院皮膚科では、日本皮膚科学会尋常性ざそう(ニキビ)治療ガイドライン2016に沿ったニキビ治療をおこなっております。

ニキビの予防方法

できてしまったニキビは薬だけではなく、ニキビ予防としてもセルフケアが大切となります。
皮膚の皮脂分泌が多い場合でも乾燥体質でもニキビにとっては好都合です。
皮膚の清潔と適度な保湿を心がけましょう。
洗顔はし過ぎも悪循環となりますので、1日2回、できれば弱酸性の石鹸を使用し手の指の腹などでやさしく洗う工夫をすると効果的です。
ニキビの出やすい部位は意外に個人差がでます。
ヘアスタイルや衣類、温度によっても影響があります。
汗をかきやすい場合はこまめにふき取る、髪などが顔にあたらないようにするなど皮膚に対する刺激物を取り除くことも重要です。
日々のストレスや疲労は自律神経に影響を与え、ニキビができやすい状況を作り出すためにも生活習慣の見直しをすることも予防方法のひとつです。

ニキビの治療薬

ニキビの治療はニキビの種類や進行状況によって大きく変わってきます。
新宿をはじめ西新宿のエリアにも多くの皮膚科がありますが、当院皮膚科では患者様の環境を踏まえながら、保険診療の範囲内で個人のニーズに沿った治療方法と治療薬を選択しております。
ニキビの初期症状である微小面皰や白ニキビに対する治療薬は乾燥により悪化を防ぐための保湿剤と、新陳代謝が促進する作用のある配合されたディフェリンゲルやベピオゲルを治療に使用します。
ディフェリンゲルやベピオゲルは通常の細胞がニキビの元となる角質細胞に変化する機能を抑制するものです。
それよりも進行した赤ニキビなどには抗菌薬の含まれた軟膏を、更に炎症がひどくなっているニキビには抗菌薬の含まれる内服剤なども用いて治療を行います。
外用薬は塗布する範囲も薬によっては顔全体、患部のみなどに分けられます。
そのほか皮膚の質を改善していくためのビタミン剤や漢方薬などの内服薬も使用する場合があります。

ニキビの治療費用

新宿を中心に西新宿などの広範囲からご利用いただいている当院皮膚科では、ニキビの治療にも対応しております。
ニキビは即効で治癒するものではなく、時間治るのに時間がかかる皮膚疾患の一つです。
ニキビ治療薬や治療技術も進歩していますが、費用を心配される方もいらっしゃるかと思います。
ニキビ治療は保険診療で対応できるものと自費負担となる技術やお薬があります。
当院では日本皮膚科学会ガイドラインに沿った内容の診療と、薬剤の選択を行っております。
保険診療をおこない患者様に寄り添った診療体制となります。
ニキビは炎症がひどくなる前の早いうちの対応が時間と治療費の削減が望めますので、軽い症状から受診されることをおすすめいたします。