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日焼け

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夏になると日差しが強くなり、防ごうとしてもついつい日焼けが起きてしまうことがあります。実は日焼けも場合によっては治療が必要になることがあるのです。

放置しておくとこんなことになる可能性があります

日焼け

日焼けした肌は一見健康的に見えることもあるのですが、実は肌にとってはダメージを負っている状態です。紫外線によるダメージを拡大させないために肌が色素を放出して茶色く変化しているので、この日焼けの治療を適切に行わないと肌にダメージが残り続けてしまいます。日焼けを繰り返し、赤く腫れてしまう方はなおさら注意が必要で、放置することで将来のシミ・シワの原因になってしまいます。日焼け後、皮が剥けてしまった場合には皮が剥けた跡がまだら模様になってしまうので、日焼けに関しても適切なケアが必要になってきます。日焼けは火傷と似たような状態になっていて、痛みの管理もしっかりと行わないと後々でトラブルが起こってしまうのです。

日焼けの軽い症状

夏には冬と違った皮膚のトラブルに巻き込まれます。
海や山などアウトドアスポーツやレジャーなどで海や山に出かける機会が多くなり、新宿の当院皮膚科にも日焼けを起こしてお困りの患者さんが受診されます。

日焼けの原因は紫外線であり、近年ではオゾン層が激減していくことで紫外線の地面への到着が増えてきています。
紫外線の光線種類も3通りありますが、日焼けの症状を引き起こす多くは中波長紫外線(UVB)といわれています。

皮膚の露出で直接刺激を受けると多くは一日以内に皮膚の赤みやヒリヒリとする疼痛、そして熱感が急性期の症状となります。
そのまま時間の経過とともに赤みのあった皮膚から黒茶色に変化し、2週間程度で自然治癒することが多いかと思います。

皮膚色素の変化はメラニンの影響となります。
紫外線は3層に分かれた皮膚の奥へ浸透しようとするため皮膚のコラーゲンやエラスチンなどが壊されていきます。
その破壊状況を防ごうとするのがメラニンであり、皮膚の代謝と共にそのメラニンが皮膚の表面に押し上げられて色素沈着へとつながるわけです。

日焼けの重い症状

日焼けは決して軽視できるものではありません。
皮膚の赤みだけに留まらず、中には痛みも強く、日焼け部分の腫れや水ぶくれといった症状もみられます。
それだけではなく発熱や全身のだるさなども伴うケースがあります。

ここまでくると日焼けは火傷と同じ扱いになり「日光皮膚炎」という正式な病名もつけられます。
皮膚の腫れや水泡は皮膚の炎症の現れです。
皮膚はもともとは内臓などを守るための一番外の防衛陣です。
紫外線に対して炎症を起こしながら内部への侵入を防いでいることになります。

紫外線は細胞を破壊し遺伝子にまで被害を与える恐ろしい光線です。
細胞は一定期間をもって代謝を行っているため疲れた皮膚などはケアによっては改善しますが、紫外線はそういった生まれ変わりをも阻害してしまいます。
そのため細胞の変性により、表面がザラザラしたようなできものが特徴の皮膚がんなどが生じるリスクに通じます。

また免疫機能の低下も引き起こすという点もあるため、皮膚の感染症にかかりやすい傾向になります。
どちらにしても日焼けによる皮膚の損傷は放置しておいて良いものではありません。

日焼けは皮膚の疾患であり、治療対象となります。
痛みが強かったり、水泡など皮膚表面の過度な異常がみられる場合は、我慢せずにすぐに皮膚科で治療を受けましょう。
症状がひどくなる前に、ぜひ新宿の当院皮膚科へ一度ご相談ください。

市販薬などの自己診断はこんな危険性があります

日焼けを侮ってはいけません。自己診断し薬を使うと誤った治療につながってしまうことがあります。とくに注意したいのがステロイド薬です。ステロイド薬は炎症を抑える働きがあるので市販のステロイド薬が入った軟膏を使われている方もいるのですが、ステロイド薬には副作用があります。じゅくじゅくとした傷口がある方はステロイドの使用を控え、別の対処を取る必要がありますし、長期間にわたってステロイド軟膏を使ってしまうとステロイドによる副作用が出てきてしまいます。適切な強さのステロイド軟膏を使うには専門知識が必要です。正しいステロイド薬の使用法を含めて指導を行えるので、ぜひ皮膚科の医師に相談をしてみてください。